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「体を冷やす食材」も二オイが出る原因となる

お肉がダメなら、野菜をとればいいだろうと思うかもしれません。たしかに野菜は動物性タンパク質や脂質がない上、食物繊維も豊富で体臭予防にうってつけの食材といえます。ですが、ここに1つ盲点があるのです。食べ物には体をあたためる食材と冷やす食材があります。野菜でいえば夏が旬の野菜類、たとえばキュウリやレタスなどは、体を冷やす食材に含まれます。キュウリばかりをバリバリかじる人はいないでしょうが、健康法として、毎日たっぷりの生野菜サラダを食べ、冷たい水を1日2ℓ飲むといったことを続けている人は、注意が必要です。

とくに習慣化しているようなら、体は冷える一方。人間の体は血液がめぐることで全身の温度が一定に保たれるのですが、どこか一箇所でも急激に冷やされるところがあると、そこから冷えが全身に広がってしまうからです。体が冷えると、常在菌の活動が鈍ります。常在菌は体表面で35℃以下、体内で36度以下になると元気がなくなるといわれています。常在菌の元気がなくなると、腸内および体表面のセルフケアが十分でなくなり、体臭が強くなるのです。そうならないよう、野菜をとるなら体を冷やす食材は避け、温野菜や根菜類など体をあたためるものを選びましょう。

●白米・白砂糖などの「精白食材」が招く腸内腐敗
日本人なら「嫌い」という人はまずいない、ほかほかと湯気を上げる白いごはん…。じつは白米もまた、食べすぎることで体臭の原因となる可能性があります。また、パスタやパンに使われている精白した小麦粉やお菓子作りや料理で欠かせない調味料の1つである白砂糖も、ニオイを作る食材です。こうした炭水化物や精白された食品は、乳酸や酢酸などの疲労物質を発生させます。すると体内で活性酸素が大量に発生し、脂質が酸化します。こうして生じた過酸化脂質が皮脂腺に詰まると、悪臭が発生するのです。なお、白米やパンを食べすぎたり、よくかまないでいると腸内腐敗が起き、ニオイの原因となります。ごはんを食べるなら精白されていない玄米を選び、よくかんで食べる習慣をつけましょう。

肉、油、砂糖… こんな「食習慣」が体臭を強くする!

●二オイを作る食材、作らない食材
食事による体臭対策は、「体臭予防」と「消臭」の2つのアプローチが考えられます。まずは「体臭予防」の食事のとり方から説明しましょう。覚えておきたいのは、食物にはニオイを作る食材と作らない食材があるということです。

この「ニオイを作る食材」を避けた食生活を心掛けることが、体臭予防のための第一歩となります。では、ニオイを作る食材とはどんなものが挙げられるでしょう。次にその食材を挙げていきますが、ニンニクやネギ類など、あきらかにニオイを出しているとわかる食材だけでなく、「え、そんなものまで?」と思うようなものも多く含まれているはずです。

●肉類が腐敗臭を生み出す
腸内環境を悪くさせる大きな原因となるのが、肉類など動物性タンパク質や脂質のとりすぎです。肉の何が問題なのかというと、消化・分解に時間がかかる食材であるという点です。それでなくても日本人は欧米人に比べて腸が長く、分解された食べ物が腸内にとどまる時間が長いという特徴がありますから、肉は一層長い時間とどまり、腸内で発酵して腐敗臭を発生させてしまいます。

また、消化のために臓器の活動が活発化すると、体温が上昇し、発汗が起こります。これも体臭を強くする原因となります。汗をかけば、においやすくなるのです。さらにタンパク質は体内でアミノ酸になりますが、その一部からはニオイのもととなるアンモニアが生成されます。これだけの体臭要素が揃っているのが、肉類なのです。食べるのであれば、なるべく早く排出させるために、食物繊維を多く含んだ食材をつけ合わせに、少量をとるとよいでしょう。

便秘に悩む人は要注意!

食生活の欧米化は、ほかにも害を及ぼしています。その中で、体臭との関連が大きいのが、食物繊維の摂取量です。食物繊維は胃や腸を通過しても消化・吸収されずに大腸に移動し、大腸内の不要な水分やコレステロールなどをからめとりながら、便となってこれらを体の外に運び出します。ところが、昨今の日本人は消化・吸収のよいものばかりを食べるようになり、さらに食物繊維の摂取量がわずかになったことで、大腸に届く食べ物のカスが少なくなってしまいました。

結果、便意が起こりづらく、便秘症に悩む人が増えているのです。便秘と体臭がどう関わるのか、不思議に思うでしょう。じつは排便が起こらず、便が長い時間、腸内にたまった状態になると、腸内で腐敗や発酵が進み、インドールやスカトール、硫化水素などの毒性物質が発生します。これらはニオイ物質の中でも悪臭の代表格です。

これらのこオイ物質が血液にしみ込むと、体内をグルグルとめぐることになります。体中にめぐった物質は呼気から口臭として、皮膚からは汗となって排出され、体臭の原因となるのです。食生活が、いかに体臭と深く関わりがあるか、少しわかってきたことでしょう。食事と体臭をテーマに、「体臭予防」さらには「消臭」を目指す方法を説明していきたいと思います。

日本人の体臭は以前よりも 強くなっている!

●食の欧米化が体臭の原因だった
「体内体臭」や「腸内体臭」など、体の内側を発生源とする体臭を根本からとり除くには、また別の対処法をとる必要があります。体の内側のケアで中心となるのは、「食事」です。日々、何を食べるかで、体臭は大きく変わり、また、質の悪い食事をとると腸が汚れます。腸が汚れると質の悪い血液が作られるようになり、それが血管を老化させ、さらには臓器の働きを悪くします。

臓器の働きが衰えると免疫力が低下し、免疫力が低下すると、常在菌の働きも悪くなりますから、結果として体臭が強くなるのです。本来、日本人は欧米人などに比べて体臭が弱い民族でした。それが最近では、徐々に体臭が強くなっているといいます。その理由は食の欧米化にあります。あとに詳しく説明しますが、穀物や野菜を中心とした日本古来の和食は、体臭予防という面から見ると、パーフェクトに近い食事といえます。

ところが、肉類を中心とする洋食は、どちらかというと体臭悪化につながる食事です。大腸に送られた動物性のタンパク質や脂肪は、細菌の働きによって腐敗し、アンモニアや硫化水素などのニオイの強い物質を作り出すからです。そのため、食の欧米化がすっかり浸透した現代日本人の体臭は、以前よりもずっと強くなっているといわれています。

夏でも冬でも気になる脇汗。 におわないようにする方法とは?」

仕事で外出したり、混んだ電車に乗ったりすると、季節を問わず脇に大量の汗が…。一日に何度もハンカチでふきとるようにしていますが、ふいてもふいても汗が出てきて二オイが気になります。対策法はありますか?

気温が高い夏はもちろん、冬は厚着をしている上に室内は暖房もきいていて、ちょっと動けば脇汗がにじむものです。その汗を放っておくと、汗と皮脂が合わさって酸化したり、雑菌が繁殖したりしてニオイが出てきてしまいます。ニオイを防ぐには「汗をかいたらその都度ふく」というのが鉄則ですが、ただふけばいいというわけではありません。ふくためのアイテムとふき方にもポイントがあるのです。汗をふくアイテムといえば、乾いたハンカチやタオルがまず思い浮かぶでしょう。

乾いた布は水分をよく吸いとるので、ニオイもとれるように感じられます。しかし、乾いた布で汗をふきとっていると、こオイは余計に強くなります。なぜなら乾いた布では、水分はとれても、肝心のニオイ成分はとれないからです。むしろ汗をふく度に、肌に残ったニオイ成分の濃度が濃くなり、ふけばふくほど体臭も強くなるという悪循環に陥ってしまうのです。この場合、濡らしたタオルやハンカチ、ウェットティッシュなどでふきとるようにします。濡れた布を使うと、汗とニオイ成分のどちらもふきとることができるのです。

現在はいろいろな種類の汗ふきシートが発売されています。とくに、銀イオンが配合されているものは殺菌・滅菌に効果があるので、ハンカチを使うよりもこのようなシートを使ったほうがニオイ対策にも効果的です。なお、汗が出るたびにふきとっていると、汗が皮膚の上で蒸発する機会を失い、体温を下げることができません。すると発汗刺激がおさまらず、汗がとまらなくなります。しっとりとしているだけならそのままに、流れるような汗が出てきた時だけ汗を吸いとるように軽くぬぐうとよいでしょう。

「ランチのあとに 取引先から打ち合わせの連絡が! 今すぐ口臭を消す方法は?」

ランチで餃子などニオイの強い料理を食べました。その直後、取引先の担当者から「打ち合わせしたい」と電話が…。ニンニクの二オイが残っている時、短時間で口臭を消すいい方法はないでしょうか?

ニンニクには殺菌や風邪のウイルスなどに効果を発揮するアリシンという物質が含まれています。とても身体にいい物質なのですが、ちょっと困った特徴があります。それがあの強烈なニオイ。その対策に悩む人も多いのでは? こんな時、たいていの人はミントの香りのアメやガム、タブレットなどを口にしてしのごうとするでしょう。でも、じつはこれらに口臭を消す効果はありません。ただしミントには、さわやかな香りでニオイを隠す「マスキング」の効果があるので、普通の食事をしたあとの口臭対策としては、少しは有効といえます。

では、この質問のようにニンニクの場合はどうしたらよいのでしょうか。正解は…牛乳などの乳製品、もしくはリンゴやレモン、梅干しなどを食べる。牛乳のタンパク質やリンゴ、レモンなどのビタミン別には、アリシンと結合してニオイを出しにくくする働きがあるので、緊急措置としてはオススメです。このほか、日本歯科大学の八重垣健教授の研究によると、気になる口臭には「粉茶(粉末状の緑茶)」が有効とのこと。

お茶に含まれるポリフェノールにはニオイを予防したり、原因菌を殺菌したりする効果があります。やり方は、とてもシンプル。口を大きく開けて、スプーン1杯程度を上あごにすりつけるようにして口の中全体に広げるだけと、手軽です。ただし、これらの方法はどれも口臭を根本から消すものではありません。とくにニンニクのニオイはかなり強いので、やはり大切な用事があるならば24時間以内に食べることは避けたほうがよいでしょう。

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